坐禅のすすめ −人の悩みを解決します−



 東福寺では、「坐禅会」を行っています。
「坐禅」は、人間の悩みを根本から解決するにはどうすればよいかという道筋の方法です。

 お釈迦さまは、「四苦八苦」【注1】の悩みを解決するために出家しました。
当時のインドの宗教であるバラモン教の教えで六年間修業しましたが、それが一種の苦行であり、この世での救いになりませんでした。
そこで、お釈迦さまは菩提樹の下で七日間坐禅をしつづけ、ついに、悟り(正覚)を開きました。

 禅は、お釈迦さまの悟りの内容を「自覚」するものです。
坐禅会では、「般若心経」「白隠禅師坐禅和讃」のお経を唱えます。
「般若心経」は、人間は本来、永遠に存在するものではないから、苦しみの原因である煩悩や執着を絶てと説き、無心の境地に達せよと教えます。
このお経によって、お釈迦さまが悟った内容の「真理」が伝えられています。
また、「白隠禅師坐禅和讃」は、白隠禅師【注2】が坐禅によって「自覚」し、お釈迦さまと同体となった「喜び」(法悦)を「衆生(私達)本来仏なり」と教えます。

「東福寺坐禅会」に参加しませんか。
身をととのえて(調身)、息をととのえて(調息)、心をととのえて(調心)。
坐禅すれば、悩みが解決します。


【注1】「四苦八苦」=
「四苦」は、生苦(生まれる苦しみ)、病苦(病む苦しみ)、老苦(老いる苦しみ)、死苦(死ぬ苦しみ)です。
さらに、日常生活でみられる、
愛別離苦(愛する人に別れる苦しみ)
怨憎会苦(いやでたまらない人と会わなければならない苦しみ)
求不得苦(欲しいものが手に入らない苦しみ)
五陰盛苦(人間の心身から生まれる苦しみ)
「四苦」に以上を加えて、八苦です。
この「四苦八苦」をみつめることから仏教が始まったといえるでしょう。

【注2】白隠禅師=
臨済宗中興の祖、貞享二年(1685年)生、八十四歳没



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