『ご挨拶』

長浦山東福寺 副住職 羽賀 香円


 明けましておめでとうございます。本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

 さて、住職からもございました通り、去る令和六年十一月十五日、大本山建長寺に於いて転版式を厳修させて頂き、東福寺副住職の辞令を拝命する運びとなりました。転版式というのは、これまでの行雲流水とも称される修行僧の立場から、正式にそのお山(臨済宗の大本山は全部で14)に所属する和尚として決意を誓う儀式です。開山様を祀る御堂で自身の想いを込めて作った香語を一句唱え、そのお山の開山様に決意を誓うのですが、建長寺の開山堂に漂う厳かな雰囲気と、多くの方々が見守る温かい眼差しに、とても身の引き締まる思いを抱きました。同時に、歴史ある臨済宗建長寺派の和尚としての責務の重さと、皆様がこれまで守ってきたこの長浦山東福寺におけるこれからの時間がどのような道を示すのかという期待とが入り混じり、心が不思議と静かだったのを覚えております。無事円成させて頂きました事、これもひとえに、歴代住職をはじめ、ご門徒の皆様、檀家の皆様の長年にわたるご支援とご厚情のおかげでございます。心より深く御礼申し上げます。

2500年前から脈々と続き、伝来とともに日本文化の発展とも密接に関わってきた仏教、そして『禅』を重んじる臨済宗ですが、『宗教』や『仏教』、そして我々『僧侶』や『寺院』の存在意義があらためて問われる時代を迎えております。明治以前のように寺院が『文化や技術発祥の最先端』をいくことは難しくなりましたが、たくさんの情報が溢れや多様な価値観との共存が求められるこの現代に、お釈迦様の説いた『中道』という考え方や、『寺子屋』文化にも見られるような『寺院本来の持つ自由さ』というものは、この令和の時代において、より一層活躍の可能性があるのではないかと思っております。まだまだ未熟者ではございますが、住職のご指導を仰ぎつつ、皆様とともにこの長浦山東福寺が皆様の心の拠り所となるよう努めてまいります。
どうか、今後とも変わらぬご指導とご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。




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臨済宗建長寺派 長浦山 東福寺
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